都営交通の障害者割引の謎

Screenshot_2014-08-10-17-03-36都営交通とは、東京都内を中心とした、地下鉄・バス・都電荒川線・日暮里舎人ライナーを運営する公営の交通だ。

東京都民の障害者の方は全線無料になる福祉パス(無料乗車券)が利用可能ですが、都民以外の人には一般的な通常の障害者割引があります。でも、その割引が謎なのです。

 

地下鉄は、単独利用は割引き無し。介助者がいると本人・介助者が半額。バスは他社と同様に単独でも半額。

と、地下鉄やバスに関しては多くの会社と同様の割引き体系です。さらに、都電荒川線や日暮里舎人ライナーは路線バスと同じく単独でも半額割引きされます。

 

そのため、都民以外の障害者で単独乗車をする場合。

地下鉄は、通常の切符を買う、またはICカードを自動改札にタッチすることになるのですが、自動改札にSuicaをタッチしようとしたら、駅員「そのままどうぞ」と言われたり。え、そのまま・・?  運賃は取らなくていいの?

 

バスの場合も、スロープを出してもらって乗車した後に、降車バス停を言っても、運転手側から運賃を請求されなかったり。(乗車後、スロープを閉まった後に、そのまま駆け足で運転席に戻ってしまい、運賃を渡せなかったりすることも)

 

そのためこちら側から、乗車時か降車時に運転手の手が空いたときに、さいたま市と書かれた障害者手帳と半額の100円玉(増税前)を差し出しますが、「え?」と反応する運転手も多い。小銭が無く、Suicaを出したときも、「あ?」と反応しますね。

 

都営バス以外の国際興業だとか東急バスだとかは、ICカードと障害者手帳を見せると、運転手が戸惑うこと無く、すぐに割引き運賃で処理してくれるのに。

 

つまり、都営交通の多くの職員は、「車椅子=都民の福祉乗車券を持っている」という認識のようで。

自分は、都外の人間。無料乗車に対象にならない身分ですので、ちゃんと運賃を支払っていますが。都営交通さん、日本の首都東京。都外の人間も、利用していると言うことを忘れないで下さいな。

しかも、無料乗車券の提示さえ求められないということは、キセルが出来てしまうことになりますよね・・・

 

ちなみに、2014年夏現在の、バスの割引き運賃は現金110円・IC103円ですので、IC乗車券での支払いがオススメです。

記事内の画像は、実際に割引き運賃で支払った際の履歴。103円引かれている。

 

参考:障害者の割引き運賃(都バスホームページ)

http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/fare/discount.html

 

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