特定機能病院について思うこと

2015/11/06

150430blogニュースにて、某複数の大学病院につて、特定機能病院の指定が取り消されたとの報道があった。その病院では、複数の過失による死亡事故があったそうだ。ちなみに、特定機能病院とは簡単に説明すれば、高度な医療を行うことが出来る病院だ。

 

ここから、本題だが今回の二つの病院だけでは無く、恐らく全国全ての特定機能病院で何かしらの隠している不祥事があると思うことだ。

このブログの読者は御存じの通り、自分は特定機能病院である某大学病院にて、側湾症の手術後に下半身麻痺となってしまったのです。さらに、院内感染もしたりと大変な苦労でした。この辺については、先日再公開した「体験記・闘病記」をご覧ください。

確かに、大変な難手術ではあったかもしれません。麻痺の原因については、脊髄の血管が梗塞された「かも」という曖昧な説明です。少なからず、何かを隠蔽しているのは明らかです。ちなみに、障害者手帳の障害名は「脊髄損傷」になっています。

 

このような事態になったにもかかわらず、病院側には過失は無いそうで、保障の類は一切ありません。当時10代の若い人生を奪ってもです。(弁護士には相談はしましたが責任を問うのは無理だそうだ。)

今回は、死亡事故と言うことで大きく問題となっているが自分のような治療の結果、原因不明とされてしまった重度障害が残った例なんかたくさんあると思うのです。
特定機能病院だからこそ、高度な医療をするわけでそれだけリスクがあることは仕方ないが、死亡事故や医療事故の件数を病院別に公開することは、患者側にとっては助かることでしょう。また、数年に1回でもいいので国が特定機能病院に調査に入るのも必要なのではと思ったりします。

あとは、自動車の自賠責のような感じで、治療の結果、死亡や障害が残った場合に(医者に過失が無いとしても)何かしらの保障をする制度も必要なのではと思います。

 

【追記-2015年11月6日】

医者に過失が無いとしても、何かしらの保障をする制度が必要だと書いていましたが、先日ある制度を見つけました。「無過失補償制度」です。

医療事故で障害を負った場合、医師に過失が無いとしても、患者に補償金が支払われる制度のようで、まさに自分のためにあるような制度です。

北欧などでは導入されているそうで、日本国内でも分娩の事故に関しては既に適用されているそう。この制度が、一刻もはやく全ての医療事故に適用されて欲しいです。もちろん、時効は無しで。

 

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