歩道の段差。健常者は気にもしていないと思いますが、体の不自由なもにとっては厄介物です。
段差がある歩道、段差部分の傾斜が急な歩道
まず、車椅子は状況にもよりますが、数cmの段差でも超えることが出来ない場合があります。それにも掛からず、歩道には2cmの段差をつけることが基準となっています。
視覚障害者にとっては、歩道と車道の境を知るためには段差は必要不可欠のようです。しかし、前記の通り車椅子には厄介物です。
理想的な歩道
車椅子利用者にとっては、一番理想的な歩道は以下のような段差も傾斜も全くない歩道。車椅子にとっては一番走行しやすいです。
また、以下のタイプだと、比較的車椅子でも走行しやすく、仕切りがあるため視覚障害者にも優しいようです。
熊谷UD
ごく一部のみで見かける、熊谷UDタイプと呼ばれるもの。
歩道に溝があり、車椅子はその部分を通れるというもの。これが、車椅子・視覚障害者双方にとって優しいのでは。
熊谷市が開発したものようですが、熊谷市以外での設置例はごく一部のみのようで、この写真も、私が知っている唯一の設置例である都内某所まで、わざわざ撮影に行ってきました。
歩道上の障害物
また、歩道上の障害物も厄介です。例えば、狭い歩道の真ん中に電柱があったり・・。お店の看板や放置自転車も邪魔です。