車椅子の鉄道情報

このページでは鉄道に関するバリアフリー情報を紹介しています。

車椅子で電車に乗るには?

近年は、都市部ではバリアフリー化が進み、エレベーターや昇降機が設置されたことにより、車椅子でも自由に問題なく鉄道の利用が出来るようになりました。

ただし、地方と都市部での格差が非常に大きく、田舎に行くほど車椅子での乗車が困難になってきます。

田舎でも、車椅子での乗車が可能な駅があったとしても、事前連絡が強要されるなど、都市部と地方での格差が問題となっています。

普通列車の利用方法

都市部では、当日そのまま駅に行くだけで電車に乗れます。介助が必要な方は、駅係員に申し出ましょう。

列車の本数が少ない区間等で、乗車したい希望の列車がある場合は、概ね15分~30分前までに駅に行くと確実でしょう。

 

ただし、田舎では簡単には行けません。まずは、バリアフリー設備があるかを調べることから始まります。

この時点で、エレベーターもエスカルなどの昇降機が設置されていないと分かった時点で、8割は諦めた方がいいでしょう。私の経験上、事前に連絡しても乗車拒否されます。

運良く、バリアフリーだと言うことが分かった場合は、らくらくお出かけネットで事前連絡の有無を検索します。事前の連絡が必要だった場合は、希望駅へ申し込みましょう。

新幹線・特急列車など 指定席券申込み方法

近年、インターネットや券売機から指定券を予約できるご時世ですが、車椅子席だけは別物です。車椅子席はコンピューターで管理されておらず、手動で管理されています。
そのため予約には時間が掛かります。指定券が発券されるまでに最低でも30分、通常でも1時間前後はかかるようです。(ちなみに、私が初めて車椅子席を予約したときは3時間掛かりました。) そのため事前に乗車駅に電話して予約すると発券がスムーズに行きます。もちろん直接窓口に行っても予約は可能です。電話番号はこちらに一覧で載っています。(JR東日本)

1,乗車駅に電話する。氏名・列車名・乗車区間・乗車日・介護者の有無・車椅子が電動か手動を聞かれますので答えます。

2,30分~1時間前後で折り返し電話が来ます。希望の予約が取れた場合は、切符を事前に駅で受け取るかまたは当日かを聞かれます。駅が遠方とかではない限り事前に受け取る方が安心でしょう。もしも希望した列車の予約が取れない場合は、別の列車を希望し再度電話が来るのを待つことになります。

3,切符を受け取ります。電話で指定された場所(みどりの窓口など)に行くと切符を発券されます。その際は障害者手帳を持参しましょう。

4,乗車当日は30分前まで来るように言われます。余裕を持って駅に行きましょう。

駅のバリアフリー設備

バリアフリーとは言っても、様々な設備でバリアフリー化されています。一例の設備を紹介したいと思います。

エレベーター

駅のエレベーター
駅のエレベーター

車椅子利用者を始め、高齢者・けが人など全ての人に優しいのが、エレベーターとなります。しかしながら、設置スペースの問題や予算問題などにより、設置することが難しい駅も多くあります。

エスカル(階段昇降機)

エスカル
エスカル

エレベーターの設置が難しい箇所に、設置されていることが多い。エスカルを利用すれば、車椅子利用者は不自由なく利用できるが、それ以外の人は利用できない。
また、利用するには必ず駅員さんの介助が必要なことや、車椅子客が重なったときには、利用に時間が掛かってしまうことも。

車椅子対応エスカレーター

車椅子対応エスカレーター
車椅子対応エスカレーター

こちらも、エレベーターが無い箇所に設置されていることが多い。通常時は普通のエスカレーターとして利用が出来て、車椅子客が来た場合は運転を切り替えることで(約3段分をフラットにする)、車椅子でエスカレーターを利用できる。
こちらの場合、運転を切り替えているときは一般客が利用できないため、一台しかエスカレーターが無い箇所では、一般客からの冷たい目線を浴びることになる。こちらも、車椅子客が重なったときには、利用に時間が掛かってしまう。

渡し板

渡し板(スロープ板)
渡し板(スロープ板)

一部の路線では解消されているが、多くの路線ではホームと車両間に段差や隙間がある。そのため、渡し板(スロープ板)で段差を解消する物。

幅広自動改札

幅広自動改札
幅広自動改札

車椅子でも利用できる自動改札。割引が効かない単独利用の場合は、suica(ICカード)を利用することになるので、幅広自動改札がある場合は特に出場時は積極的に使う事になる。(入場時は、介助申請もあるので有人窓口となる)

乗車拒否事例

はい、JRに乗車拒否されたことがあります。
本来ならば駅名を伏せて、O駅としても良いのですが、駅員の対応が悪かったのでここではあえて駅名は書きます。

乗車拒否にあったのは新潟県の上越線小千谷駅です。2010年の4月ですね。

当時は、まだ車を運転することが出来なく、長岡への用事があったのでJRを利用したかったのですが、まずは事前の連絡が必要とのことで、JR東日本のお問い合わせセンターに電話する。10分も待たされてようやく繋がる。用件を伝えると小千谷駅に転送され、再度用件を伝えると、「当駅は階段があるので長岡方面以外はお断りしている」と、めんどくさそうな声で対応。心の中で片道だけ利用して、帰りはどうしろ?と思ったのだが駅員の対応にむかついたので、断って電話を切りましたが。

本来ならば、階段があっても対応するか、「申し訳ございません。」などもっと丁寧な断り方をすれば良いのだが。
その時は、結局タクシー移動でした。電車だったら片道320円なのにタクシーは5000円もしました。
ちなみに、その時はバス移動も考えて、越後交通に問い合わせてみましたがノンステップバスの来る時間は決まっていないとか言われて・・ 一時間に一本しか無いバス路線なのにね(笑)

その後は、車も運転できるようになったのでJRは使わないだろうと思っていたのですが、2010年9月に東京に行くことになり、新幹線を使うことに。このときは、長岡駅に直接電話、何事もなく普通に対応してくれて健常者の時と同じように新幹線に乗ることが出来ました。本来はこれが普通ですよね。このときは長岡駅までは車で30分かけて行きましたが。

JR東日本と言えば、信濃川発電所の不祥事がありましたが、地元に貢献したいというならば乗車拒否などせず、バリアフリーな駅舎にするとかすれば良いのにと思いました。

その後は・・

その後、2012年に新潟から埼玉へ転居。首都圏の鉄道各路線は、バリアフリー対策がされており健常者の時と同じように自由に鉄道の利用が出来ている。(関東移住後に鉄道での乗車拒否された事例は無し)

エレベーターが無い駅でも、エスカルなどの設備があるので全く不自由が無い。
同じJR東日本でも、田舎と関東でこれだけ待遇や対応が違うとは・・不思議である。 本題からはそれるが、田舎はノンステップバスの普及も遅れていますし、弱者は都会暮らしの方が恵まれているのかな〜と。

設置基準は下げられたが

従来は、乗降人数5000人以上の駅にバリアフリー設備設置が義務づけられていました。それが、3000人以上に引き下げられました。
とは言っても、この人数でも田舎駅にはハードルが高く、今回の小千谷駅の場合では乗降2400人ほどなので対象外となります。

予算の都合等もあると思うので、エレベーターは無理でも、ローカル線駅にはステッピングカーを配備するか、一部の駅で見かけるホーム先端部分にスロープ付きの業務用通路の設置を拡大し、無人駅はともかく有人駅では乗車拒否だけはなくして欲しいところだ。


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