退院して、早1ヶ月。そして、日常生活用具給付がヒドイ件

2015/04/01

IMG_0360褥瘡入院から退院して、早1ヶ月。やっぱり、自宅での生活は快適です。(同室の患者やいびきを気にする必要が無い。食事も不味くない。テレビも見放題etc)

で、今後の褥瘡再発防止には、主治医からも強く勧められたためエアマットレスを導入することになりました。で、購入手続きの申請を通したわけですが・・・

 

自分は、てっきり車椅子みたいに全額に近い金額が公費で出るのかと思ったら、違いました。それも、とても少ない金額だったのです。

特殊マット 基準額 19600円

つまり、この金額を超えた分は全額自己負担になります。この金額じゃ、電動式のエアマットおろかスポンジタイプの褥瘡予防マットレスも買えないのでは?

 

でも、もっと問題なのは他の自治体では、基準額を増額していること。

例えば、特殊マットの基準額はさいたまは上記の19600円でしたが、同じ県内の川口市では10万円。10万円もあれば、大分負担が少なく購入できます。この格差はヒドイ。

しかし、福祉制度には恵まれている印象の東京都内でも自治体によって異なっていて、板橋区や足立区、三鷹市などでは、さいたまと同額の19600円。町田市では5万円。港区では8万円。目黒区では10万円。そして、なんと府中市では19万円。

このように、各地でバラバラの金額。

 

なお、この19600円という金額は厚労省の指針のようです。今回調べた感じでは、半数くらいの自治体がこの基準額。それ以外では、独自で増額されている模様でした。なお、増額している自治体では、特殊マット以外にエアマットレスなどの項目を設けている所もありました。個人的な意見としては、厚労省の基準自体がおかしいのかな?と。

障害者が住んでいる場所で、受けることが出来る福祉制度に格差があるのは、絶対におかしいことです。(これに限らず、福祉手当やタクシー券などでも格差あり。)

 

障害者差別解消法なんていうのが出来ましたが、一番差別しているのはお役所では無いでしょうか? あれ、確か民間は努力義務だったけど行政機関は義務だったよね? 何処かに申告すれば改善するのか?

※基準額は各役所のHPより。2014年12月現在の金額です。

 

【2015年4月1日-追記】

4月から、さいたま市でも新たに、複数の日常生活用具の対象品が追加となり、褥瘡予防マット 80.000円が設定されています。市報でのお知らせで知り、市のホームページにて詳細を確認しました。8万円ですと、上記での港区と同水準であり、自己負担金も半減したと思うと、自分の購入時期は運が悪いというか。と言うか、この記事が効果あったとか?

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