切符運賃より、ICの方が高いのはおかしい
さて、増税に伴う運賃の変化。昨日はバスでしたが、今日は鉄道運賃についてです。
【追記-2020年2月15日】この記事は5%→8%へ増税時の際の内容なので、現在の税率10%の運賃とは内容が異なります。
Suicaの方が高い場合も?、難解な運賃制度
JRの場合は、電車特定区間内は切符≧ICですが、それ以外の幹線・地方交通線では利用区間によって切符・ICのどちらが安いか異なってきます。
写真のような、幹線の場合は、140円区間は切符の方が4円安い。200円の区間は、ICの方が安い。410円の区間は同額。など、非常に分かりにくくなっています。自分みたいに、鉄道にある程度知識がある人は理解できても、一般人に理解させるのは難しいのでは。
国は、IC運賃を安くしてと言ってる
首都圏ではSuicaが普及しているというのに、この料金制にしたのはおかしいのでは無いか。せめて、幹線の運賃は切符・ICの同額でも良かったかもしれません。
そもそも、国交省の指針では、切符≧ICにしなさいと言っていたはず。現に、地下鉄やほぼ全ての私鉄では、切符≧ICの料金制になっています。
紙代が無い分、ICカードの方がコストは安いはず。ICカード利用をもっと優遇しても良いのではと思います。
参考サイト
消費税率引上げに伴う公共交通運賃(鉄道、バス)への1円単位運賃(ICカード利用)の導入について
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo09_hh_000072.html
ICカード運賃は現金運賃と同額ないしそれより安価となることを基本。
車椅子で自動改札を利用できない場合のIC運賃
ICカードでの乗車は1円単位になりました。車椅子の場合、幅広の自動改札が無い駅では、有人通路にて駅員に手渡しで出場の処理をしてもらいますが、手動処理でも1円単位で引かれていました。
ICでも障害者割引を適用出来る場合も
なお、増税に合わせて、Suica利用でも障害者割引が適用されるようになったそうです。
JRの場合は割引適用条件は、今まで通りの、単独利用101km以上または介助者同伴時と変わらずですが、同条件が適用される場合は出場時に手帳提示で1円単位の運賃で割引いてくれるようです。
例えば、500円区間の切符の場合は、今まで通りに切符で割引いた場合は250円ですが、ICの場合は496円ですので、半額だと248円と切符より2円お得になるわけです。
ただし、JRの運賃はICは1円未満切り捨て、切符は10円未満切り捨てなので、要注意です。(画像の説明は、小児運賃の場合ですが、同じ半額割引の障害者割引にも当てはまります。)
とは、言っても自分の場合は普段のほとんどは単独利用ですし、101km以上なんて滅多に使いませんので、今回の新しい制度を使うのはいつになるのか。
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コメント一覧
自分はsuicaが安いかきっぷが安いか確かめて使っています。きっぷが安い場合はクレジットカードできっぷを買っています。suicaで324円の場合きっぷは320円でクレジットで買うと実質1.6円分のポイントがつくため実質318.4円になる。suicaが安い区間195円の場合はsuicaで乗ります。きっぷだと200円でクレジットできっぷを買っても実質199円なので。