[バリアフリー] 移動等円滑化取組計画書(2019年度)を見てみる

2020/02/14

平成30年5月にバリアフリー法が改正、平成31年(2019年)より施行された制度で「移動等円滑化取組計画書」を作成公表することになりました。
移動等円滑化取組計画書とは、簡単に説明すると鉄道やバス事業者がバリアフリーに関する整備計画などを公表する仕組みである。

2019年の年末にかけて各社から公表されたので見比べてみた。

移動等円滑化取組計画書とは

改めて、移動等円滑化取組計画書について解説すると、同計画書は公共交通事業者がバリアフリーに関するハード・ソフト面の取組計画の作成報告を義務づけたもの。

対象の会社は輸送人員が多い大手事業者となっています。

2019年度は12月末までの公表でしたが、2020年度以降は毎年6月末となるようです。さらに、20年以降は前年の計画に基づく報告の公表もあるようです。

各社、主に各駅のエレベーターやホームドア、多目的トイレの整備計画がメインで掲載されています。その他の取組を載せてる会社もありました。

各社の計画書

主に関東圏の大手鉄道会社を調べてみました。気になった項目がある場合は合わせて紹介しています。各社のバリアフリー化計画を確認することも出来ます。

・JR東日本
https://www.jreast.co.jp/company/csr/barrier_free/

お客さまご案内時の介助連絡用アプリを開発中だそうです。

・東急電鉄
https://www.tokyu.co.jp/information/list/Pid=post_262.html

東急線アプリで優先席の位置を調べる機能を追加するなどの記載。

・東武電鉄
https://www.tobu.co.jp/news/2019/2237/

・京成電鉄
https://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/accessj/vmap/report.php

・京急電鉄
https://www.keikyu.co.jp/company/csr/pdf/barrierfree_keikakusho_2019.pdf (PDF)

・西武電鉄
https://www.seiburailway.jp/news/information/200120_plan.pdf (PDF)

・りんかい線
https://www.twr.co.jp/Portals/0/resources/plan/ido-enkatsu-torikumikeikaku2019.pdf (PDF)

円滑に連絡するために、JRとの専用電話を設置。ホームの段差や隙間対策についての記載も。

・東京メトロ

https://www.tokyometro.jp/safety/barrierfree/pdf/barrierfree_top_200129.pdf (PDF)
(2020/02/14 リンク追加)

ホームと車両間の隙間段差縮小について記載あり。

・東京都交通局
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/about/safety/initiatives_for_facilitation.html
(2020/01/27 リンク追加)

取組がよく分る

移動等円滑化取組計画書は各社のエレベーターやホームドア・内方線付きブロックの設置計画、さらにソフト面などの取組予定を知ることが出来るので便利です。

移動等円滑化取組計画書は、各社HPのトピックスやニュースリリースに分りやすくリンクを載せてるところもあれば、奥まったページでひっそりと公表されてる場合もありましたので、目立つような方法での公表もお願いしたいところです。

 

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