2021年初冬 車椅子一人旅「真岡鐵道(SLもおか)に乗ってきました」

12月11日(土)に北関東へお出かけ。以前から乗ってみたかった真岡鐵道(SLもおか)に車椅子で乗ってきました。
本来なら昨年の春先に行こうと計画していたのですがコロナ禍となってしまい先延ばしに。コロナも現在は落ち着いていますのでようやく行くことができました。

この記事ではバリアフリー状況なども含めて紹介したいと思います。

車椅子でも乗れます「SLもおか」

SLもおか号(C12 66)
SLもおか号(C12 66)

SLもおか号は土日祝日に真岡鐵道の下館~茂木間を運行している蒸気機関車です。

SL列車と言うと一般的には狭い客車にボックスシートで車椅子では乗車が難しそう・・という印象ですが。
SLもおか号で使われている50系客車は、JRから譲渡された物で国鉄・JR時代は地方路線で普通列車として利用されていたようで、車内は通勤通学需要にも対応したセミクロスシート。

SLもおか(スロープ)SLもおか(車内)

車内にはロングシート部分がありますので車椅子の場合はそちらを利用できます。お手洗いは乗車前に済ませておくと良いでしょう。

ドアにはステップがありますが、真岡鐵道に電話で事前に来訪予定を連絡しておいたので渡し板のご案内もありスムーズに乗車できました。ドア幅は広いので問題ないでしょう。

SLもおか(下館駅にて)SLもおか(茂木駅にて)

ちなみに10時前には下館駅にSLが回送されてきますので入線作業などを見たい方は少し早めに下館駅へ行くのがおすすめです。終点の茂木駅では転車台があり方向転回する作業も見ることが出来ます。

なお、2021年12月現在はSLへの乗車は事前のWeb予約制となっていますのでご注意下さい。(ご乗車の際は最新の乗車方法も含めて公式HPをご確認下さい。)

駅のバリアフリー状況

今回は下館駅・茂木駅・真岡駅(上りホーム)を利用しましたがバリアフリーです。
真岡駅の下りホームは階段になりそうなので気をつけた方が良さそう。上りホームは駅舎と直結です。キューロク館などに行きたい場合は上り列車を利用した日程で計画すると安心でしょう。

なお、下館ではJRへはエレベーターで乗り換え可能です。
下館駅(JR構内)、真岡駅(駅舎内とキューロク館)・茂木駅に多目的トイレがあります。茂木駅は一応車椅子でも使えるトイレはありましたが、狭めで開き戸仕様となっています。

真岡鐵道 普通列車(スロープ)

SLに乗車後は茂木駅から普通列車にて真岡駅まで戻りました。こちらも事前に乗車予定の列車時刻を伝えておいたのでスムーズに移動できました。普通列車は車椅子用スペースもあり車内に渡し板が常備されているようです。

連絡乗車券(障害者割引)

JR線との連絡運輸内なら、JR+真岡線合算で100kmを超えていれば単独の障害者割引乗車券も購入可能です。(ちなみに真岡線内のみなら距離関係無しに半額です。)

JR→真岡鐵道への連絡乗車券(身割)
JR→真岡鐵道への連絡乗車券(身割)
真岡鐵道→JRへの連絡乗車券(身割)
真岡鐵道→JRへの連絡乗車券(身割)

JR側からはマルス券。真岡鐵道側からは補充券での発行となりました。ちなみに真岡線内は途中下車可能とのこと。

SLキューロク館

真岡駅(駅舎)
真岡駅(駅舎)

真岡駅へ到着。真岡駅の駅舎はSL風になっています。

SLキューロク館
SLキューロク館

真岡駅ではSLキューロク館へ。展示されている蒸気機関車(SL49671)の展示走行もやっています。展示走行の時間は決まってるのでご注意を(一日3回)
キューロク館ではお土産も売っているので購入しましたよ。

その後下館駅まで移動して水戸線~宇都宮線経由で帰宅しました。真岡鐵道の駅員さん職員さんも、ほんと優しく楽しいSL旅となりました。車椅子介助案内対応もありがとうございました。

スポンサーリンク