【バリバラ】エレベーターがあるか下調べするのは当たり前なのでは?
2020年9月10日放送のNHK Eテレ「バリバラ」にて、インフルエンサーSPとして、障害者YouTuberが出演されていました。
放送内では、ある車椅子YouTuberの動画が炎上してしまったと番組内で紹介されていました。今日はその事について、車椅子ユーザーである自分の一つの意見として記事にしたいと思います。
放送内容は
まだ、バリバラを見ていない!と言う方は、9月17日までTverで視聴できるほか、土曜日深夜にも再放送があります。
放送内容は、さまざまな障害者YouTuberが出演しバズった動画や炎上した動画を紹介していました。
今回、このブログで深掘りするのは駅での様子を紹介して炎上したある方の動画です。
地下鉄永田町駅に用事があった、車椅子YouTuber。しかし、駅に着いてみるとエレベーターが無いことが発覚。
駅員さんにも「エレベーターは無いです」と言われる。まずはこの時点で、「そんな言い方しなくても良いのに」と思ったそう。
そして、「下調べはしたくない、手間が掛かるから」「調べなくちゃいけない環境はおかしい」との発言。
結局、階段昇降機の迂回ルートを見つけたそう。(当該昇降機はホームページの駅構内図にも載ってますよね)
しかし、駅員さんが昇降機の使い方に慣れていなく、途中で安全装置が働いて緊急停止したことに文句を言う。
さらに、自分は2年目の新米だから行動は健常者の頃のままだからという。これが大まかな放送内容でした。
下調べはするのは当たり前
多くの車椅子ユーザーは、特に始めていく場所なら目的地のバリアフリー状況を事前に調べるのは当たり前だと思います。
今回の永田町駅に関しても、半蔵門線にはエレベーターはありませんでしたが。当時から有楽町線や南北線にはエレベーターがあり、それらの路線を利用すればスムーズに移動が可能でした。
バリアフリー化が進む東京ですが、駅の構造等の理由によりエレベーターの設置率は100%ではありません。事前に調べておけば他路線への迂回も可能でした。
「障害者になって2年目だから行動する感じは健常者のときのまま」とYouTuberさんは発言していました。
自分も同じく中途障害者ですが、1年目からどこかに行くときは必死になって目的地のバリアフリー情報を調べましたよ。
だって、目的地に到着して。もしも階段しか無かったら諦めるしかありませんからね。困るのは自分自身です。せっかく何処かに外出するなら車椅子にも対応してるか、目的地の施設情報や移動経路のバリアフリー情報を調べるのは自分のためにもなるでしょう。
駅員さんが操作 階段昇降機
エレベーターが無い駅では階段昇降機が設置されている箇所が多くあります。
動画内では駅員さんの操作の不慣れについて指摘していましたが、あれは正直「たまたま」「偶然」「まれ」だと感じる印象でした。

地方のローカル線で車椅子利用者が僅少な鉄道会社ならともかく。
車椅子客も比較的多い、東京メトロの駅員さんで昇降機の使い方に慣れていない駅員さんには自分自身は一度も出会ったことありません。みなさんスムーズに昇降機の操作をしてくれます。
過去に東京メトロで階段昇降機を利用した様子の動画もありますので、参考に載せておきます。
まとめ
乙武さんのレストラン問題の時も、ブログにしていますが。
一部の障害者がこう言う発言をしてしまうと。ちゃんと下調べなどをして日常生活してる車椅子ユーザーにも同じような印象に外部から見られちゃうので少し困惑してしまいます。
もちろん、様々な問題提起は必要な世の中ですが。その内容もよく考える必要がありそうなと感じる、今回のバリバラでした。
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医療事故による後遺症のため、車椅子生活となりました。バリアフリーや障害に関すること、趣味の鉄道・IT系などの記事を書いています。
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