えきねっとで、障害者割引のきっぷを購入してみた

2025/06/25

障害者割引の乗車券(きっぷ)は以前はみどりの窓口のみで購入が可能でしたが現在は、「えきねっと」「e5489」「JR九州ネット予約」を利用してオンライン上で購入が可能になっています。

今回はえきねっとで購入する機会がありましたので紹介したいと思います。

マイナンバーカードで本人確認

マイナンバーカード(マイナポータル)を利用することによってオンライン上で障害者であることを確認しています。事前にご用意の上申し込みしましょう。

マイナンバーカードを読み取るには対応したスマートフォンやPC機器が必要となりますが、iPhoneや多くのAndroidスマホは問題なく読み取れるはずです。

詳しい手順はえきねっとHPさんのほうが詳しいですので割愛しますが、手順はとても分かりやすく簡単に登録出来ます。
なお、2025年6月時点では身体障害・療育手帳のみ対象で、精神障害に関してはデジタル庁のシステム上の都合で2026年度以降の対応を検討している模様です。

なお、えきねっと・e5489・JR九州ネット予約それぞれで受け取れるエリアが決まっていますので事前に確認した上で自身の都合が良いサイトを利用して購入しましょう。

申し込み方法

会員登録やマイナンバーカードを用いて障害者手帳の情報を登録したら、障害者割引を申し込めるようになります。
トップページの「割引きっぷ申し込み」から駅名や時間帯を選択しましょう。

乗車券のみを申し込む場合は検索オプションから「乗車券のみ」をチェックしてください。

乗車券のみを購入する場合でも、のぞみ○○号と言った列車名をシステム上選択する必要がありますが実際にその列車に乗る必要はありませんのでルートが合っているだけ確認してください。

その後は駅の指定席券売機で簡単に発券が可能となっています。乗車券のみを購入した場合はメールで送られてきたQRコードを読み込ませれば良いでしょう。

えきねっとで購入した障害者割引乗車券

従来、みどりの窓口で購入すると身体障害者の場合ですと単独は「身割」、介護者ありですと「障割」「介割」になっていましたが、えきねっと購入の場合は「障介割」と見慣れない表記になるのが特徴です。

とは言っても駅の窓口でこの表記を的確に使い分けている印象は無く、単独なのに「障割」にされることはよくありましたし、SNS上を見ていると身体障害では無いのに「身割」にされたと書いている人も見かけます。

別途、特急券と組み合わせるとOK

新幹線に乗る場合は先日も紹介した、インターネットで車椅子席を購入する方法と合わせることで、みどりの窓口に行かずに全てインターネットで完結して障害者割引のきっぷと車椅子席を購入することが可能となっています。

EX予約で購入したe特急券と組み合わせることも可能です。

e5489とえきねっとを組み合わせた例①
e5489とえきねっとを組み合わせた例②

なお、車椅子席を必要とされない障害をお持ちの方に関しては、えきねっとで途中まで画面を進めてみましたが割引の乗車券と通常の座席の特急券を同時に購入することが可能のようでした。

短距離なら障害者用ICカードがおすすめ

普段の日常生活で短中距離を介護者ありで移動される場合は、障害者用ICカードがおすすめです。
2025年時点では、Suica・PASMO・ICOCA・toica・SUGOCAをはじめ各地のローカルICカードなど各社で発行しています。
原則、本人・介護者のセットでの同時利用とされていますが条件を満たせば一部の鉄道会社では単独利用も容認されています。

エラー?になったら

自分が購入した際はエラーが表示されてしまいました。

ご確認ください

申込は完了していません。「この内容で確定」が押されなかった場合は自動キャンセルになります。
お申込みが完了できませんでした。えきねっとのセキュリティ対策による制限が加えられたことが原因です。

と言ったエラーが表示されて購入することが出来ませんでした。
こう言った表示は大抵はクレジットカード会社のセキュリティ制限だろうと判断して、クレカ会社に確認したところクレカ会社は制限を掛けていませんと言われたので、表示されていたえきねっとサポートセンターに電話してみました。
しかし、途中の音声ガイダンスで障害者割引を利用の方は050××××へと別の番号に電話してと案内されましたのでそちらに電話、10分強待つと繋がって用件を伝えると本人確認やどのような操作をしていたか確認されたあと、30分後にセキュリティロックを解除しますと案内されてその後は問題なく購入出来ました。

と言うわけでえきねっとを操作していてこの画面が出た場合はクレカ会社ではなくえきねっと側に電話しないと解決できませんので備忘録です。

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この記事を書いた人
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医療事故による後遺症のため、車椅子生活となりました。バリアフリーや障害に関すること、趣味の鉄道・IT系などの記事を書いています。
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