障害者割引や車椅子席 えきねっとで予約可能になります

2024/02/20

JRの障害者割引はインターネット予約サイト(えきねっと・e5489など)では対応しておらず、駅の窓口にて購入する必要がありました。
今まで大変不便な状態でしたが、2024年よりついにオンライン予約に対応するとの発表がありました。

ネットで割引乗車券購入可能に

JRの指定席券売機
JRの指定席券売機

先週7月4日にJR東日本より、2024年より「えきねっと」にて障害者割引乗車券の購入が可能になるとの発表がありました。

「えきねっと」で障害者割引乗車券をお申込みいただけるサービスを開始します (PDF:JR東日本公式サイト)

JRの発表によれば、オンラインで購入出来るようにマイナンバーカードのマイナポータルのシステムを使って障害者手帳を確認することになっています。
よって、オンラインで購入を希望の方はマイナンバーカードの取得が必要となります。
近年は大幅に減少している不便な状態となったみどりの窓口を使わずに指定席券売機から発券出来るようになるはずですので利便性はグッと向上します。

新幹線などの長距離の乗車券は新しく始まる予定の「えきねっと」。近距離の在来線では今年3月より対応を開始している障害者用ICカード(Suica・PASMO)を使えば移動が便利になります。

障害者用ICカードについては下記の記事をご覧ください。

なお、同日にJR西日本(e5489)でも障害者割引乗車券の対応を発表しています。

「e5489」で身体障害者割引、知的障害者割引を適用した乗車券をお申込みいただけるサービスを開始します(JR西日本公式サイト)

車椅子対応席もネット予約可能に

E6系(車椅子席)
新幹線の車椅子対応席

JR東日本の発表内容によれば、えきねっとでの障害者割引乗車券の対応の他にも、「eチケット」・「新幹線の車椅子対応席の予約」も対応を検討していると同プレスリリース内で発表しています。また、お手伝いが必要な方の介助申請もインターネットから出来るようにするとのこと。

どちらも、詳細はあらためて発表することになっています。

JR東海は?

JR東海に関しては2023年7月9日現在、特に発表されていません。
そもそも、JR東海のEX予約サイトでは乗車券のみの販売は現在のところは行っていません。特急券のみか特急券+乗車券のセット商品で販売となっていますので、今後どのような対応になるかは発表待ちとなるでしょう。

現在は"試行"のとの形でEX予約サイトで東海道・山陽新幹線「のぞみ号」で車椅子対応席の予約が可能になっています。ですのでe特急券と上記のえきねっとやe5489で購入した乗車券を組み合わせることで実質インターネット予約のみで購入出来ようにはなります。ただし、「ひかり」や「こだま」の予約は今は出来ませんし試行中とJR東海も言っていますで今後何かしらのシステム変更が予想されます。

車いす対応座席のご予約方法について、従来のお電話等による予約に加え、EXサービスを通じたWEB予約の試行を実施します。

ちなみにe特急券を購入するためには通常はエクスプレスカード(年会費1100円)が必要となりますが、身体障害者の方は無料になります。(2023年7月現在)[案内サイト
これ、あまり知られていない情報のはずです。東海道新幹線をよく使う障害者のかたはぜひ手続きをおすすめします。

JR以外は?

最後に。ちなみに、JR線以外の対応はどうなっているのかというと。
割引乗車券のインターネット予約に対応している鉄道会社はない(はず)ですが、有料特急列車の車椅子対応席の予約に対応している鉄道会社はいくつかあります。

関東地方ですと。
・小田急電鉄(ロマンスカーなど)
・東武鉄道(スペーシアなど)

これらの会社でインターネットから車椅子対応席の予約が既に可能になっています。

サービス開始日が決まりました

更新-2024年2月20日

JRから発表がありサービス開始日の告知がありました。

予定通り2月中に開始予定でJR東日本は2月26日から。JR西日本は2月27日より開始されます。障害者割引購入や車椅子席の購入にも対応しています。

(JR東日本) 障害のある方・サポートが必要な方への新たなWebサービスについて
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20240220_ho02.pdf

(JR西日本) 「e5489」で身体障害者割引、知的障害者割引を適用した乗車券と新幹線車いす対応座席をお申込みいただけるサービスを2月27日(火)から開始します
https://www.westjr.co.jp/press/article/2024/02/page_24550.html

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